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〒632-0057 奈良県天理市新泉町306
1年もしくは半年の内に、自分自身が知らず知らずのうちに犯した罪や過ちまた心身の穢れ(けがれ)を祓い清め、本来の清浄な心身に戻り日々の生活を営むための神事です。
6月の大祓を『夏越し(なごし)の大祓』、12月の大祓を『年越しの大祓』とも言います。
神事には、人形(ひとがた)という祓具(はらいぐ)によるお祓いや、茅輪(ちのわ)くぐり(6月のみ)が挙げられます。
茅輪は、茅草(かやくさ)で作られた大きな輪で、それをくぐることで疫病や罪穢れが祓われると言われています。
それは切麻(きりぬさ)と言います。
本来、麻苧(あさお)を細かに切ったものと思われますが、今日では半紙を細かく切って混ぜています。
大祓には日頃の罪穢を祓うために、"切麻"や榊に紙垂(しで)をつけた"大麻"(おおぬさ)での祓い、息をふきかけ罪穢を移す"人形"、"茅の輪くぐり"などの行事があり、各神社では伝統に則って、これらの行事を組み含わせて大祓を行います。
夏越の祓(大祓)の由来は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓いにまでさかのぼり、古代より宮中行事として執り行われてきました。現代でも伝統が引き継がれ、六月三十日には全国の神社で「大祓式」が執り行われています。
罪穢れ、と言われるとピンときませんが、悪い想念などは意外と知らないうちにたまっています。心身の不調を引き起こす「エネルギーの滞り」や、「知らないうちに摂取した不純物」「自分自身の落ち込み(気が枯れる→気枯れ→ケガレ)」なども、半年の間には積もってくるものです。
そうした知らないうちにたまってしまったものを、ここで一度リセットして、神様に残り半年をご加護いただけるよう、神社に祈願をしに行きましょう。
神社境内に作られた、「茅(ちがや)で編まれた大きな輪」をくぐる神事。茅の輪をくぐることで、災厄や病気を免れることができるといわれています。「8の字を描くように3回くぐる」のが一般的で、その際に「水無月の夏越の祓する人は、千歳の命延ぶというなり」と唱えるといいとされています。
大和神社では、6月30日〜7月3日まで拝殿前に、茅輪を設置致しています。
年の暮れには大掃除をして、新しい年を迎える準備をしますが 同様に、神棚もきれいにして新しいお神札をおまつりします。 一年間お守りいただいたことに感謝申し上げてからお札を受けた神社へ納めて『お焚き上げ』してもらい
新しいお神札をお受けします。遠くの神社で受けたお神札を納めに行くのが大変な場合は 近くの神社でお焚き上げしてもらっても構いません。
多くの神社では大晦日から一月十五日までの間に左義長やどんど焼きなどが行われ古いお神札や、お正月飾りのお焚き上げを行います。
大和神社では、境内に古札納所を設置致していますので、そちらにお納め下さい。
新しい年を迎えるにあたり、一年間お祀りしたお神札やお守り、注連縄、古い神棚などを、粗末にならないように神社に納め、浄火によって燃やす事をお焚き上げといいます。これによって神々に感謝の心を捧げ、諸願成就を改めて祈る神事であり、我々日本人が長年培ってきた文化の一つです。
平安時代に陰暦正月十五日、また十八日に御所において、毬杖と呼ばれる竹または木を三叉に組んで立て、その上に扇・短冊などを結び陰陽師がこれを焼いて厄祓いや占いをした事が始まりで、今日では、正月の松飾りなどを集めて焼き、その火で餅を焼いて食べると無病息災が得られるなどの信仰があります。
お焚き上げ神事と左義長は本来異なるものでしたが、近年では同様に行われることが多くなりました。
大和神社では12月31日〜1月3日(正月)と2月3日(節分)の大トンドで境内の古札納所に納められた古いお神札や、お正月飾りをお焚く上げしています。
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