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大和神社は日本最古の神社です。御祭神は日本大國魂(やまとおおくにたま)大神です。大和神社の公式サイトで、由緒・祭典・神事の予定・各行事の動画紹介等を行っています。

TEL. 0743-66-0044

〒632-0057 奈良県天理市新泉町306

万葉歌碑 「好去好来」HEADLINE

万葉歌碑 「好去好来」の建立


 平成三十二年(西暦2020年)は日本書記献上 1300年を迎える。
 古事記・日本書記・万葉集(記紀万葉プロジェクト)の一環として石碑を建立しました。

 万葉集(巻五)山上憶良の歌に大和神社の神々さまに交通安全の祈願をして唐遣使が派遣されたとある。
 万葉集の好去好来により、多くの人が参詣された。

2015年8月5日 万葉歌碑が境内に完成しました。



 歌碑建立に向けて、これまで御奉賛頂きました多くの皆様方に改めて感謝とお礼を申し上げます。


唐遣使 天平5年(733年)第9次唐遣使の大使として派遣される丹治比広成に無事の帰国を祈って、山上憶良が「好去好来」の歌を送っています。好去とは「さようなら」、好来とは「御無事で帰還を」の意味
 大和への帰還をこの大和神社の大國魂の神にご加護を祈りました。唐遣使の大使として派遣に際し、幸いをもたらすという「言霊(ことだま)」に餞(はなむけ)の祈りを託さずにはいられなかったのかもしれません。
 大和神社の静寂な境内の、落ち着いた雰囲気の中で、憶良の壮麗な「言霊」の思いを描いてみてはいかがでしょうか。


万葉集
好去好来の歌一首 反歌二首
原文 894 

 神代欲理 云傳久良久 虚見通 倭國者 皇神能 伊都久志吉國 言霊能 佐吉播布國等 加多利継 伊比都賀比計理 今世能 人母許等期等 目前尓 見在知在 人佐播尓 満弖播阿礼等母 高光 日御朝庭 神奈我良 愛能盛尓 天下 奏多麻比志 家子等 撰多麻比天 勅旨 反云 大命 戴持弖 唐能 遠境尓 都加播佐礼 麻加利伊麻勢 宇奈原能 邊尓母奥尓母 神豆麻利 宇志播吉伊麻須 諸能 大御神等 船舳尓 反云 布奈能閇尓 道引麻遠志 天地能 大御神等 倭 大國霊 久堅能 阿麻能見虚喩 阿麻賀氣利 見渡多麻比 事畢 還日者 又更 大御神等 船舳尓 御手打掛弖 墨縄遠 播倍多留期等久 阿遅可遠志 智可能岫欲利 大伴 御津濱備尓 多太泊尓 美船播将泊 都〃美無久 佐伎久伊麻志弖 速歸坐勢
よみかた かむよより いひつてくらく そらみつ やまとのくには すめかみの いつくしきくに ことだまの さきはふくにと かたりつぎ いひつがひけり いまのよの ひともことごと めのまへに みたりしりたり ひとさはに みちてはあれども たかひかる ひのみかど かむながら めでのさかりに あめのした まをしたまひし いへのこと えらひたまひて おほみこと いただきもちて もろこしの とほきさかひに つかはされ まかりいませ うなはらの へにもおきにも かむづまり うしはきいます もろもろの おほみかみたち ふなのへに みちびきまをし あめつちの おほみかみたち やまとの おほくにみたま ひさかたの あまのみそらゆ あまがけり みわたしたまひ ことをはり かへらむひには またさらに おほみかみたち ふなのへに みてうちかけて すみなはを はへたるごとく あぢかをし ちかのさきより おほともの みつのはまびに ただはてに みふねははてむ つつみなく さきくいまして はやかへりませ
解説 大和の国は、皇祖の神々の御霊の厳かな国、言霊の幸をもたらす国と、語り継ぎ言い継いできた。そういうことは、過去のみならず、今の世の人もみな、目の前に見て知っている。この日本の国には、人がいっぱい、満ち溢れてはいますけど、その中でも、光輝く朝廷において、あなたは、神におわす天皇の、特別の愛願のままに、天の下の政務をお取りになった名門の家の子でいらっしゃる。そういう名門の家の子として、天皇があなたをお選びになった。その勅旨を載き持って、あなたはこれから、唐土の遠い境に遣わされて、ご出発になる。すると、海原の岸辺にも沖にも、鎮座して(海原を)支配しておられる諸々の大御神たちが御船を、その舳先に立って導き申しあげるでしょう。また、天地の大御神たち、中でも大和の大國魂の神は、天のみ空をくまなく飛び駆けめぐって、海原を見渡し賜い、お護りくださるでしょう。そして、任務を終えて、帰朝される日には、また更に大御神たちが、御船の舳先に尾手をうち掛けて、日本の国へとお引きくださる。まるで、墨縄を張ったかのように。御船は、値嘉の岬から大伴の御津の浜辺に、一直線に、帰着停泊するに違いありません。御無事にいらっしゃって、早くお帰りなさいませ。
反歌
895 

 大伴 御津松原 可吉掃弖 和礼立待 速歸坐勢
おほともの みつのまつばら かきはきて われたちまたむ はやかへりませ
大伴の御津の松原を掃き清めて、わたしはひたすらお待ちしましょう。早くお帰なさいませ。
896 

 難波津尓 美船泊農等 吉許延許婆 紐解佐氣弖 多知婆志利勢武
なにはつに みふねはてぬと きこえこば ひもときさけて たちばしりせむ
「難波津に御船が泊てた」との知らせが入りましたら、何はともあれ、帯紐を解き放したままでも、すぐに飛んで参りましょう。

バナースペース

大和神社

〒632-0057
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